地域連携
今回の【地域医療の豆知識】では、「地域連携」についてご紹介します。
地域全体で医療を支える「地域連携」。 地域の生活者が、安心して、 継続的な医療を受けられるために
「地域連携」とは、ひと言でいうと地域全体で地域医療を支えようというもの。背景にあるのは、我が国の少子超高齢化社会の伸展です。我が国では令和7年(2025年)には、団塊の世代のすべてが後期高齢者(75歳以上)となり、医療・介護需要が最大となる一方、現役世代(15歳~64歳)の減少が進み、高齢者の医療・需要を支える人口も少なくなっていきます。
こうした状況下、厚生労働省は、地域の病院(高度急性期・急性期・回復期・慢性期)、診療所、在宅支援診療所、そして、施設などが、それぞれの機能・役割を専門化・分担し、円滑な連携を図ることで、地域の生活者が住み慣れた場所で、安心して継続的な医療・介護を受けられるよう整備してきました。
西尾市でも、より充実した地域連携を進めるため、医師会、病院部会をはじめ、薬局や訪問看護、ケアマネジャーなどの部会を設け、医療・介護・福祉との地域連携拡充に、大きな力を注いでいます。
西尾市民病院では
当院と地域の診療所、他病院、他施設、そして、在宅をシームレスに繋ぐ
西尾市民病院では、患者支援部の中に地域医療連携室を設置し、医療ソーシャルワーカーの私をはじめ、医療スタッフが中心となり業務を行っています。主な活動は、地域の診療所や他病院からの紹介患者さんに対する、外来や入院予約・検査予約に関連する連携業務で、当院の医療を必要とされている方を、スムーズに受け入れるための準備を整えるのが使命です。
また、当院では、在宅療養をされている方で医療依存度の高い方などのレスパイト入院も受け入れているため、診療所以外にも、在宅に関わるさまざまな事業所からの相談受付、紹介などにも対応しています。
加えて、診療所を中心とした外部への情報発信にも力を入れています。例えば、新しく始まった治療や検査の紹介、新任医師の得意領域の紹介など。当院の強みや特長を冊子にまとめ、当院への正しい理解と利用促進を図っています。
院内という視点でいうと、入院前から退院まで、各部署でシームレスに連携し、次のところへと円滑に繋がるよう努めています。そして、地域での連携面では、コロナが落ち着きを見せ始めた今は、医療・介護・福祉の方々と地域の課題解決に向けて、積極的な活動を行っています。
西尾市民病院 患者支援部 地域医療連携室
主任主査 各務雅基
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