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西尾市民病院
〒445-8510 愛知県西尾市熊味町上泡原6番地
TEL：0563-56-3171
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西尾市民病院

地域のなかで、患者さんに寄り添い、歩みたい。【地域医療を支える新しい力】

初期臨床研修医 と新人看護師の対談企画。今回は、初期臨床研修医（1年目）の原田泰輔（はらだたいすけ）と、新人看護師（2年目）の石黑綾吏（いしぐろあやり）をご紹介します。

実際の医療現場に入られて、学生時代とは違う発見、気づき、思いはありますか？

原田　僕はまだ研修医１年目ですが、外科での研修で石黑さんの看護を見ていて、患者さんが気づかないところでも、本当に気を使っていることがわかりましたね。

石黑　いえいえ、私はまだ２年目ですから、患者さん一人ひとりの心身の状態に合わせた看護を心がけているだけで、まだまだ未熟です。原田先生こそ、患者さんのニーズをしっかり汲み取ろうとされてますよね。

原田　患者さんが潜在的に持っている、身体の状況や気づきは、診療にはとても大事なんです。一見、関係なさそうなことでもね。それを会話から引き出すことを心がけています。

石黑　どうしたら引き出せるんですか？

原田　何より信頼関係を作ることだと思います。そのためには、僕自身に確かな医療技術、思いやり、やさしさなどが必要で、「あの医師なら自分の身体を任せられる」と思っていただくこと。これまでの１年間でその大切さに気づきましたね。

院内の雰囲気、先輩との関係はいかがですか？また、将来への抱負を教えてください。

石黑　アットホーム！先輩は厳しさはありますが、押さえつけられるような感じはなく、アドバイスを適宜くださいます。日々、学びを得ることができて、うれしく思っています。

原田　それは僕も同じですね。すぐ上の先輩は、僕の立場になってしっかり教えてくれますし、中堅の先生たちは、率先して研修医をしっかり指導してくれる。そして、部長先生は経験豊富な立場から、若い医師に積極的に関わり指導してくださっています。実にありがたい環境だと思っています。

石黑　私、将来は、専門的な看護の提供はもちろんのこと、患者さんの不安や心配を支え、精神面でもサポートできる看護師をめざしているんですが、原田先生はいかがですか？

原田　僕は、先進的な医療の研究よりも、患者さんの身近にいて、地域の方々のなかでの医療をめざして医師になりました。自分自身の土台づくりがまだ続きますが、その先に、地域医療に貢献できる医師の姿を見いだせると思っています。

2人のプロフィールを紹介します！

初期臨床研修医（1年目） 原田泰輔（はらだたいすけ）

愛知県西尾市出身。

東京の大学を卒業後、地元に戻り、地域医療に全力投球の日々。

研修中に祖母が緊急入院。主治医として、家族としての両面を学びました。

新人看護師（2年目） 石黑綾吏（いしぐろあやり）

愛知県半田市出身。

一日がすぐ終わる！という忙しさのなか、心は患者さん第一。

患者さんは歳上の方ばかり。お気持ちを尊重した言葉づかいに気をつけます。

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