泌尿器科に新しいレーザー治療機器を導入

2025年4月、泌尿器科に新しいレーザー治療機器を導入。診療体制もより充実します
01 患者さんに負担の少ないレーザー治療を導入します
2 0 2 5 年4月、西尾市民病院の泌尿器科では、体への負担が少ない「ハイブリッドツリウムYAGレーザー(RevoLix HTL TM)」を導入します。このレーザーは、尿路結石や前立腺肥大症の治療に役立ち、患者さんの体に優しい治療が可能です。
このレーザーの特長は、2種類のレーザーを組み合わせることで、症状や患者さんの状態に合わせた治療ができる点です。また、結石を砕く際には、従来のレーザーよりも石が動きにくく、効率的に細かく砕くことができます。これにより、手術時間が短縮され、回復が早まることが期待されます。さらに、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けており、安全性と治療効果が確認されています。
02 体への負担を軽減し日常生活への復帰もスムーズ
RevoLix HTLTMを用いたレーザー治療の大きな特長は、入院期間が短く、回復が早い点です。従来の手術では数日間の入院が必要でしたが、このレーザーを使用すると、多くの患者さんがより短期間で退院できることが報告されています。これは、レーザーが周囲の組織を傷つけにくく、体への負担が少ないためです。また、術後の痛みや出血が少なく、日常生活への復帰もスムーズです。一般的には、治療後数日で通常の活動を再開できるため、仕事や家庭の都合で長期間入院できない方にとって、大きなメリットとなります。
さらに、このレーザーには止血を助ける働きがあり、手術後の合併症のリスクを抑えることができます。治療を受けた多くの患者さんが「思っていたよりも楽だった」と感じているとの報告もあります。これからも、患者さんが安心して医療を受けられるよう、治療環境の向上に努めてまいります。
【COLUMN】常勤医師2名が新たに赴任。泌尿器科の診療体制が充実します
当院の泌尿器科は、これまで非常勤医師4名で外来診療を中心に行ってきました。2025年4月からは常勤医師2名が新たに赴任し、より充実した診療体制となります。
これにより、今回紹介したレーザー治療に加えて、外科的手術にも対応できるようになり、より幅広い治療が可能になります。また、将来的には泌尿器科分野でのロボット支援手術の導入も計画しており、より高度な医療の提供を目指してまいります。泌尿器科の症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※泌尿器科の診療体制については、2025年4月以降、ホームページでご紹介します。
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