患者相談窓口
今回の【地域医療の豆知識】では、「患者相談窓口」についてご紹介します。
医療と生活の両面で、患者さんとご家族をサポートする、病院の体制強化が図られています。
平成24年度の診療報酬改定で、「患者サポート体制」という新たな評価が加わり、多くの病院に、患者さんを支援する部署が設けられてきました。その目的は、医療と生活の両面で、さままな困難を抱えた患者さんとご家族を支援することにあります。
評価(加算)の条件としては、病気に関する医学的な質問、生活上や入院上のさまざまな不安など、多様な相談に対応する窓口を病院内に設置していること。当該部署には、相談内容に応じて適切な対応ができるよう医師、看護師、薬剤師、社会福祉士、またはその他医療有資格者など、専任の担当者を、標榜時間内において常時配置していることなどが定められています。
今日は、地域医療の変化により、医療依存度の高い状態で自宅療養する方や、高齢患者さんの独居、老老介護家庭などが増加し、社会的な支援を必要とする方々が増えています。患者さん本人・ご家族の希望や思いを実現するためにも、多職種が取り組む患者サポート体制には、期待が寄せられています。
西尾市民病院では
悩み、不安、疑問。どこに行けばいい?と迷ったら「患者相談窓口」です。
西尾市民病院の「患者相談窓口」は、令和2年に誕生した新たな患者サポート機能です。
当院では、以前より患者さんの退院調整や社会福祉に関する相談にはお応えしてきましたが、そうした機能・役割を集約して強化を図るために「患者支援室」として改め、令和2年に再スタートしました。入退院支援、医療福祉相談、患者支援の3つの役割を担い、患者さんやご家族のサポートに力を注いできました。それらのさらなる充実をめざし増設されたのが、「患者相談窓口」です。
患者相談窓口の役割は、簡単に言うと水先案内係。患者さんやご家族が持つ悩みや不安や疑問などを、どこの誰に言えばよいか迷ったとき、ここに来て何でもお話しください。窓口担当者が、公平で客観的な第三者的な立場で、しっかりとお話をお聞きした上で、適切にお応えできる担当職員へと確実にお繋ぎします。
医療を受けるとき、心配事や気になることは誰にでもあります。また、当院自体へのご意見もあるかと思います。そんなときはまずは患者相談窓口をご利用ください。当院の患者さんだけに限らず、市民のための病院として、地域の方からのご相談もお受けします。
患者支援室 患者相談窓口 看護師 石川政美
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