西尾市民病院

【地域医療を支える新しい力】教えることは、学ぶこと。後輩とともに成長を！

初期臨床研修医と新人看護師の対談企画。今回は、初期臨床研修医（2年目）の北川聖起（きたがわまさき）と、新人看護師（2年目）の野村葉月（のむらはづき）をご紹介します。

お２人とも当院に入って２年目となりました。１年目との変化を含め、近況をお聞かせください。

北川　後輩ができたのが一番の変化ですね。彼らが慣れてくるまで面倒をみたり、指導をしたりするのが、僕たちの役割なんです。年齢が近いので、いい雰囲気でお互い働くことができ、自分自身の意識も１年目とは変わってきました。

野村　私も同じです。変化に気づく自分がいます。

北川　やっぱり！僕は１年目の最後の方で少し出てきた自信が、「いや、まだまだだ」とよく気づかされますね。

野村　私も年齢が近いということで、後輩にとって聞きやすいのか、すごく頼りにされているなと感じるんです。少しだけ先輩になった実感はあるのですが、「いや、待てよ」と。私ってそんな教えられる立場なのか？　教える内容は間違ってないのか？と、自分のなかで確かめることが多々あります。

北川　自分に足りているものと、足りていないものが見えてくる。「教えることは、学ぶこと」ですね！

今後、さらに学びと経験を積み重ね、どんな医師、どんな看護師になりたいですか？

北川　僕は、精神科医をめざしているんです。精神科は、日頃あまり馴染みがないと思われがちですが、今日の複雑な社会・時代では、実は重要な専門領域だと思うんですね。

野村　精神科のなかで特に興味があることは何ですか？

北川　精神科のなかでもリハビリテーションに興味があります。体を動かしたり、他の人と作業をしたりして、お薬だけではない医療をめざしたいですね。野村さんは？

野村　めざす看護師が２人います。私は、中学生のとき長期入院したのですが、そこで出会った看護師がとてもやさしくて、かっこよくて。もう一人は、入職１年目の時の先輩看護師。患者さんには言うまでもなく、スタッフに対しても気遣いがあり、後輩への指導方法も一人ひとりのために考えてくれました。二人のような看護師になることを目標としています。

北川　ぜひ頑張ってください。僕も負けずに頑張ります！