めざす姿を大切に、この病院で学び、歩む。【地域医療を支える新しい力】
初期臨床研修医 と新人看護師の対談企画。今回は、初期臨床研修医(1年目)の池田計介(いけだ けいすけ)と、新人看護師(2年目)の成瀬瑠愛(なるせ るあい)をご紹介します。
研修医1年目、入職2年目看護師として、現在の状況をお聞かせください。
池田 僕は初期研修が始まったばかりですが、成瀬さんは2年目になり、感じたり考えることが出てきたのでは?
成瀬 まだまだ未熟ですが…。実は以前一度、患者さんとじっくり話す機会を作ったんです。その方は、病気への不安から焦りがあったのか、苛立ちをあらわにすることが多い方でした。
池田 患者さんとは、どんな話をしたのですか?
成瀬 患者さんの気持ちを優先して、まずはご本人の訴えをお聞きしたんです。私はそれを受け止め、看護師として自分の思いをお話ししました。20分くらいでしたが、最終的には「あなたなら信用できる」と言っていただけたんです。
池田 その言葉はグッときますね。
成瀬 はい。患者さんを第一に考えるって、当たり前のことですが、やはりそこが一番大事。もっと業務に慣れて、もっと患者さんの気持ちに寄り添えるようになりたいと思いました。私ばかりお話ししてごめんなさい。初期臨床研修医1年目の池田先生はいかがですか?
池田 救急対応や当直に、ほんの少し慣れてきて、やっと机上のものと実際とが組み合わさっている段階ですね。
どんな医師、どんな看護師を、めざして行こうと思っていますか?
成瀬 池田先生は、理想の医師像ってあるんですか?
池田 さまざまな病気のなかには、治るもの、治らないものがありますよね。もちろん医師として治ることに全力を注ぎますが、たとえ治らなくても、「生きているという実感」を持っていただける。そうしたターニングポイントに介入して、何らか提供できる医師になりたいと思っています。そこをファーストにしたい。そのためには患者さんの信頼を得たり、感情を読み取る力も必要ですから、まだまだ先の話ですけどね。
成瀬 素敵です! 私も患者さんの小さな訴えにも、きちんと気づいて応えられる看護師をめざし、頑張らなくては!
池田 お互いに頑張りましょう!
2人のプロフィールを紹介します!
初期臨床研修医(1年目) 池田計介(いけだ けいすけ)
池田計介(いけだ けいすけ)
佐賀県出身。何歳になっても目標を持ち、挑戦し続ける人でありたいですね。
めざす専門科は、2年間、しっかり研修を受けたあと、決めたいと思います。
新人看護師(2年目) 成瀬瑠愛(なるせ るあい)
愛知県安城市出身。小学生の頃から憧れた看護の世界に、ついに入りました!
学生時代から外科が好き。スピード感ある治療は、私の達成感に繋がってます。
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