Beyondキャンペーン
地域の中でのケアサイクルを支えよう
退院後も継続して必要な看護を届けたい。
今春、新たに訪問看護ステーションが始動。より生活を見据えた看護に力を入れていく。
患者さんの身近で支えるという大きなやりがい。
初冬のある日、西尾市民病院の患者支援室を訪ねると、ご家族の相談に丁寧に応える看護師、高須瑠実の姿があった。高須は2023年4月にここへ配属されたばかりで、前任は地域包括ケア病棟に6年ほど、それ以前はずっと一般病棟で急性疾患の看護を担当してきた。慌ただしい急性期の現場から、比較的落ち着いた地域包括ケア病棟、そして患者支援室へと異動になってきたわけだが、自らのキャリアの変遷をどのように見ているだろうか。
「急性期では治療を優先し、全身状態の管理や症状の改善に集中していました。それも勉強になったのですが、一転、地域包括ケア病棟に移り、〈私が求めていた看護はここにある〉と思いましたね。というのも、地域包括ケア病棟では患者さんが叶えたいことを第一に、皆で力を尽くしていく体制で、患者さんの思いに寄り添える手応えがありました」と振り返る。さらに今、より患者や家族に近い部署へ移り、大きなやりがいを感じている。「病棟の患者さんやご家族とじっくり話す頻度が増え、充実を感じています」と話す。
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