【Care 療養支援のおはなし】がん療養相談看護外来
がんと共に生き、働く時代。前向きに生活していけるように、がん専門の看護師が寄り添います。
01 病気や生活の悩みや不安…一人で悩まないで。
今や2人に1人が、がんにかかります。医療の進歩に伴い、がんは決して不治の病ではなく、「がんと共に生き、働く」時代になってきました。
しかし、がんの治療を続けるなかで、誰もがさまざまな悩みや不安を抱えます。たとえば、「いつか再発するのではないだろうか」「経済的に高額な治療を続けられるのだろうか」「仕事に復帰できるだろうか」「セカンドオピニオンを受けたいがどうしよう」「副作用の症状がつらい」「気持ちが落ち込んでしまう」など…。そんなとき、一人で悩まずに誰かに打ち明けることがとても大切です。当院では、がん患者さんの気持ちに寄り添い、ご相談に応えられるよう「がん療養相談看護外来」を開設しています。
02 がん看護のスペシャリストがどんなご相談にもお応えします。
がん療養相談看護外来では、がん看護に精通した専門家が対応します。現在は、抗がん剤治療や副作用対策をお手伝いする「がん化学療法看護認定看護師」2名がご相談にお応えしています。看護外来では、治療に関わる専門的なご相談はもちろん、日常の生活、リハビリテーション、仕事との両立、家族との関係など、どんなご相談にもお応えします。たとえば、経済的なことでお悩みであれば、必要に応じて医療ソーシャルワーカーも加わり、一緒に問題の解決をめざしていきます。
【COLUMN】看護外来は、がんについて気軽に話せる場所です。
私たちが、がん療養相談看護外来を始めたのは、がんという病気を話せる場所が周りになかったから。患者さんのなかには、身内にも悩みを打ち明けられない方もいらっしゃいます。そんな方に、オープンに何でも話せる場所をご用意したいと考えました。
ですから、私たちの看護外来は、とくにテーマを決めずに、お立ち寄りいただくのも大歓迎。受診は予約制ですが、ご相談は無料です。心を開いて話すだけで、前向きな気持ちになれることもあると思います。ぜひ、私たちに会いにきてください。
●がん療養相談看護外来
第1、第3金曜日 午前9時〜11時
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