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【Care 療養支援のおはなし】糖尿病療養指導士

糖尿病患者さんに生活指導を行い、自己管理を継続できるよう、全力でバックアップします。

01 糖尿病の生活指導に関する、エキスパートです。

糖尿病を正しくコントロールするには、生活習慣を自己管理し続けることが大切です。しかし、患者さんが自分で健康的な生活習慣を作り、維持することは簡単ではありません。そういった糖尿病患者さんの自己管理を支援するため、専門的な知識・経験に基づいて生活指導を行うのが糖尿病療養指導士(CDE)です。

現在、日本には、日本糖尿病療養指導士(CDEJ)と地域糖尿病療養指導士(CDEL)という2種類の資格があり、糖尿病療養指導の経験を持つ、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士(※)のなかで試験に合格した人が、糖尿病療養指導士として認定されています。
※CDELについては5職種以外の医療職も取得可能。対象職種は地域によって異なります。

02 4職種の糖尿病療養指導士が連携して患者さんを支えます。

当院には、令和2年6月時点で、看護師5名、管理栄養士2名(CDEJ 1名、CDEL 1名)、薬剤師3名、理学療法士2名の糖尿病療養指導士が在籍し、それぞれの部門で活躍しています。食事、運動、服薬…とさまざまな角度からのアプローチが必要になる糖尿病治療においては、医師だけでなく多職種が協働して患者さんを支えることが重要です。当院では「生活全般や行動変容に対する指導」を担う看護師と、「食事・栄養に関する指導」を担う管理栄養士を中心としながら、「服薬等に関する指導」については薬剤師が、「運動療法に関する指導」は理学療法士がというように、それぞれが専門性を活かし、連携しながら糖尿病患者さんをサポートしています。

【Message】患者さんが、少しでも治療に前向きでいられるように。

外来看護師として、主にフットケア外来などで糖尿病の療養指導を行っています。そのなかで私は「患者さんのモチベーションを高める」ことをいつも心がけています。検査数値が悪かったり、自己管理が上手くいかなかったりすると、どうしても気分は落ち込みます。私たち看護師の役割は、そうした患者さんを励まし、褒め、少しでも前向きになっていただくこと。信頼関係を大切に「治療の自己中断」という不幸な結果を招かないよう、全力で支援しています。

●フットケア外来
第1、第3金曜日 午前9時〜11時
詳しくは主治医にご相談ください。