【Cure 検査のおはなし】乳がんドック
スタッフは全員が女性。3Dマンモグラフィを導入し、受診者の不安・負担を軽減
01 セルフチェックとプロのチェックで早期発見
乳がんは、近年では、セルフチェック(自己検診)の重要性が広まり、乳房の変化に自分で気付く方もいらっしゃいます。しかし、しこりの位置や大きさ、進行の度合いによっては、セルフチェックだけでは見つけにくい場合があります。また、女性の中には、病院で診てもらうのが恥ずかしい、検査が痛いなどの理由で、気になりながらも受診をためらう方も少なくありません。
乳がんで一番大切なことは、早期発見です。早期治療できたものは完治できるケースが多いため、当院では、乳がんの早期発見と早期治療の実現を目的に、令和元年(2019年)10月から「乳がんドック」を実施しています。
02 触っても解らない小さながん、石灰化を精度高く発見
当院の乳がんドックのスタッフは、医師も診療放射線技師もすべてが女性です。女性の皆さんには、安心して受診していただけます。
検査内容は、しこりの確認をする医師の視触診、手では判別しづらいしこりを発見するエコー(超音波)検査(15分~20分)、乳房を挟み圧迫しながら、触っても解らない小さながんや石灰化を見つける乳房X線診断(3Dマンモグラフィ検査:約10分)などがあります(※コースはメッセージをご覧ください)。なかでも3Dマンモグラフィ検査は、より精度の高い情報を迅速に得ることができ、患者さんの不安や負担を和らげる機能性を備えた機種です。
もし、乳がんドックで異常が見つかった場合は、迅速に当院乳腺外科に繋ぎ、早期の治療へと進めていきます。
【Message】1年に1回、乳がんドックを受診し、健康を守ってください。
当院の乳がんドックには、視触診・エコーまたは乳房X線診断(医師の診断により決定)のAコースと、視触診・エコー・乳房X線診断のBコースの2種類があります。乳管の中に石灰化ができている場合は、乳房X線診断で発見できます。触って腫瘤がある場合は、乳房X線診断ではなくエコーで判明するケースもあります。念のためにしっかり検査を受けたいという方は、Bコースをお選びになるようです。ご自身のためにも、40歳を過ぎたら1年に1回は乳がんの検査受診をお考えください。また、検診年齢に達していない若い方でも、家族歴や心配がある場合はエコーのみの検査が可能ですので、ぜひ乳がんドックをご利用いただきたいと思います。
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