Beyondキャンペーン
病院の〈知識〉を生活者の〈知恵〉へ
長く続く乳がんの治療にずっと寄り添う
乳がんの性質や進行度に応じて包括的・継続的な診療を提供する。
ステージ4の乳がん患者さんの診断と治療。
数年前、「呼吸が苦しい」と訴えて西尾市民病院を受診した70代の女性がいた。検査したところ、肺に腫瘍があり、乳がんを原発巣として遠隔転移したがんであることがわかった。
呼吸器内科の医師からバトンを受け、乳腺外科の和田応樹医師が主治医となった。すでに転移しているため、手術は適応外となる。和田は必要な検査に基づいて有効な抗がん剤を選択し、副作用に配慮しつつ、乳がんと転移した肺のがんをターゲットとした治療を開始した。幸い、抗がん剤が非常によく効き、がんの腫瘤は徐々に小さくなり、女性は以前の生活を取り戻すことができた。その後も定期的な診察、治療を続けたが、ある日「言葉がうまく出てこない」と女性は訴えた。
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