Beyondキャンペーン
病院の〈知識〉を生活者の〈知恵〉へ
狭心症や心筋梗塞を見逃さないために。
丁寧な問診と精密な検査を通じて、冠動脈疾患の早期発見・早期治療を行う。
コロナ自粛の生活が健康を損なう原因に。
〈セデンタリー〉という言葉を聞いたことはあるだろうか。これは、英語で〈座りがち〉という意味。座りっぱなしで体を動かさない生活を〈セデンタリー・ライフスタイル〉といい、コロナ禍の自粛やリモートワークの普及で、セデンタリーな生活を送っている人が増えているという。さらに注目すべきは、その生活習慣が喫煙やアルコールの取り過ぎと同じように、健康を損なう原因になると、WHO(世界保健機関)が提言していることだ。
セデンタリーと病気の関係について、西尾市民病院・循環器内科医師の齋藤誠に聞いてみた。「確かにセデンタリーは、心血管障害やがん、糖尿病などを引き起こすといわれています。普段診察している分には、コロナ禍で患者さんが増えたという感覚はありませんが、セデンタリーが危険因子となり、冠動脈の機能が低下したり、すでに何らかの疾患をお持ちの方は、さらに症状が悪くなっていく可能性はあると思います」。
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