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岐阜県総合医療センター

【未来を見つめて・ここから一歩!】患者さんや仲間から、 信用を得られるプロをめざして。

初期臨床研修医と新人臨床検査技師の対談企画。今回は、初期臨床研修医(1年目)の岩本直樹と臨床検査技師(1年目)の宇野ともかをご紹介します。

二人とも医療現場に立って1年目。今の気持ち、状況をお教えください。

岩本 僕たち研修医は、各診療科での研修とともに、救命救急センターでも勤務していますが、特に救急外来の現場では、責任の重さを痛感する日々を送っています!

宇野 例えばどのようなことですか?

岩本 患者さんが訴えられることすべてに応えるのが、とても難しく思います。座学としての知識はいろいろ頭にあるのですが、緊急性メインの現場では優先順位が必要になりますから。もちろん上級医に確認をしていますが、同じ訴え、同じ疾患の方でも、振り返るとまた違う学びがいっぱいあり、責任の重さも痛感しています。

宇野 責任の重さは私もまったく同感です。私たちが出す検査結果は、医師の診断や治療に直結してますから、患者さんに与える影響がとても大きいんですね。検体(尿や血液など)検査でも、超音波検査、心電図検査でも、すべてそうです。もし私が一つでも見逃したら、間違えたらと考えると、緊張感で身が引き締まります。

岩本 空気が張り詰めていきますよね。解ります!

2年目、3年目と続く医療人の歩みですが、めざす姿はどのようなものですか?

宇野 私は、今は検体検査を担当してますが、今後は、超音波検査なども担える技師になりたいですね。もっと先には、中央検査部のなかで、何かあってもこの人がいれば何とかなる、と思っていただける検査技師になりたいです。一つひとつの検査結果から検査全体の結果は正しいという総合的な判断ができ、その判断を信用していただけるプロですね。

岩本 僕は、医学部の4~5年生のころから循環器内科と決めているんです。元々、物理学が好きで、循環器は循環動体学といわれ、物理学の考え方の応用が多い領域なんです。そんなところに魅力を感じました。患者さんとの関係性にしても、上級医のように、対話を通して心の距離を近づける力を身につけたいです。座学と臨床を結ぶには、患者さんの生活背景まで知ることが必要ですからね。もっともっと経験を重ね、この人に任せたら安心できるな、と思われる医師になりたい。宇野さんが言う、信用を得られるプロですね。

宇野 お互いに、責任の重さに負けてはいられませんね!

岩本 そのとおりです。しっかり歩んでいきましょう!




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