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【私たちの療養支援】脳血管疾患リハビリテーション

患者さんができる限り元の生活に戻れるよう多職種が協力して支援します。

01 廃用症候群を防ぐため入院の翌日からリハビリテーション開始。

脳血管疾患を患うと、手足の麻痺や言語障害、感覚障害などを引き起こすことが多く、身体機能を改善するためのリハビリテーションが不可欠になります。

とくに急性期の脳血管疾患リハビリテーションで重要なのは、障害の改善と同時に廃用症候群の予防です。入院して寝ている状態が続くと、どうしても四肢の筋力低下や関節の拘縮が進み、肺炎なども発症しやすくなります。こうした症状が進まないように、当センターでは、入院翌日からリハビリテーションをスタートし、土日も含めて十分な訓練時間を提供。たとえ重症であっても、リスク管理をしっかり行った上で、座ったり立ったり、車椅子に移乗するなどして、心身機能の低下を防ぐようサポートしています。

02 専門性を活かしたリハビリテーションを総合的に提供する。

脳血管疾患リハビリテーションに関わるのは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士です。理学療法士は基本動作の改善をめざし、立ったり歩いたりする運動機能訓練を行います。作業療法士の専門領域は日常生活動作。食事、着替え、入浴、排泄などの練習をします。言語聴覚士は食事とコミュニケーション能力を担当。口から食べられるように導くとともに、言葉が出ない、呂律が回らないといった言語障害の改善をめざします。

こうした専門職に、医師や看護師、医療ソーシャルワーカーも加わり、毎週水曜日に合同カンファレンスを開いています。患者さんの退院に向けてどんなことが必要か、多職種で知恵を出し合い、生活復帰を強力に後押ししています。

【Message】

リハビリテーションは、毎日少しずつやっていくことが大切。患者さんが疲れ過ぎないように十分に配慮し、しっかり効果を上げるよう心がけています。
(理学療法士・舩戸武彦)

「家事ができるようになりたい」「仕事に行けるようになりたい」など。それぞれの希望を丁寧に聞いて、患者さんと一緒に生活復帰をめざしています。
(作業療法士・関谷綾子)

突然の病気でショックを受けると思いますが、今の状態がずっと続くわけではありません。日々の変化を自分でほめてあげながら、一緒に頑張っていきましょう。
(言語聴覚士・佐竹彩実)