中日新聞LINKED 地域医療ソーシャルNEWS
WEBマガジン

サイト内検索

〒500-8717 岐阜県岐阜市野一色4-6-1
TEL:058-246-1111
Beyondキャンペーン
地域の中でのケアサイクルを支えよう
  • 退院準備
  • 療養生活

【私たちの療養支援】呼吸サポートチーム(RST)

人工呼吸器を装着した患者さんの呼吸管理や呼吸ケアを多職種でサポートしています。

01 呼吸状態が悪くなった患者さんの安全な呼吸を守るために。

当院の救命救急センター・ICU(集中治療室)では、大半の患者さんが人工呼吸器(酸素を肺へ送り、呼吸を助ける医療機器)を装着しています。そうした方々を支えるために、2011年4月、呼吸サポートチーム(RST)を組織し、活動を開始しました。さらに近年、新型コロナウイルス感染症の入院受け入れに伴い、重症呼吸不全の患者さんが増え、呼吸サポートの活動を一般病棟へ拡大。2019年10月よりスタッフも増員し、呼吸サポートセンター部(現在:呼吸サポート部)を立ち上げました。

RSTのメンバーは、医師(呼吸器外科、呼吸器内科、循環器内科、歯科口腔外科)、理学療法士、看護師、臨床工学技士から構成され、多職種のチーム医療を実践しています。

02 カンファレンスと回診を毎日行い、患者さんをサポートしています。

RSTでは平日毎朝、カンファレンスを行い、救命救急センター・ICUの回診を実施。人工呼吸器の適切な設定や排痰援助などに関する助言、口腔内の衛生管理などを行い、人工呼吸器の安全管理と人工呼吸器からの早期離脱をめざしています。一般病棟では主治医の依頼に基づいて、人工呼吸器を装着した方や呼吸状態の悪い患者さんを対象にサポート。週に1回、カンファレンスと回診を行い、呼吸機能の早期回復に向けて支援しています。

また、院内全体の呼吸管理のレベルを上げるために、研修医などを対象にした呼吸管理の勉強会なども積極的に開催しています。人工呼吸器の管理や呼吸ケアについて、職員の意識を高めるよう働きかけています。

【Message】専属の理学療法士2名が患者さんの呼吸機能の 改善を支援しています。

2021年4月から、私を含めて理学療法士2名がRSTの専属となって活動しています。私たちが主に行うのは、人工呼吸器を装着した患者さんの呼吸機能改善を目的にした呼吸練習や体位変換、排痰援助、身体機能向上をめざした筋力練習などです。特に肺がんの手術を受けた方に対しては、術後合併症を起こすことなく、ICUから一般病棟へ移られるよう、全身状態に配慮したサポートを心がけています。

また、土・日曜日も必ず理学療法士1名が出勤しているので、患者さんの新規入院や容体の変化について、RSTの医師に院内メールなどで速やかに連絡。休日も途切れることなく、チームで情報を共有し、患者さんをきめ細かく支援しています。