【地域医療を知ろう】病診連携
今回の「地域医療を知ろう」では「病診連携」についてご紹介します。
患者さんを中心に、みよし市民病院とかかりつけ医が役割分担をし、連携しています。
病診連携とは、より適切な医療を効率よく提供するために、患者さんの病状に応じて、みよし市民病院とかかりつけ医が、役割分担をしながら協力して治療にあたる、地域医療体制を指します。具体的には、日常的な診療や健康管理はかかりつけ医が行い、より精密な検査・入院治療が必要となった場合は、かかりつけ医からみよし市民病院に紹介。それを受け、みよし市民病院では各種の検査、診断を経て、専門的な治療が提供されます。
かかりつけ医からみよし市民病院に紹介する際、診療情報提供書がみよし市民病院の医師に渡されます。これは患者さんの基本情報、紹介目的、主症状、治療経過など、重要事項が記載されたもの。患者さんを中心に、かかりつけ医とみよし市民病院を結ぶための大切な情報となります。
少子超高齢社会となった今、限りある地域の医療資源は、住民皆で有効に、大切に活用しなければなりません。病診連携はそのための一つの形です。
みよし市民病院では
放射線の検査依頼に迅速、確実、丁寧に応えています。
当院の病診連携の一つに、かかりつけ医から放射線技術課への「検査依頼」があります。現在は約80施設と連携を結び、そのうち約30施設から常時ご依頼をいただいています。
そうしたご依頼に対して確実にお応えするため、当院では検査装置の更新に努めています。たとえば、令和3年に更新したマンモグラフィは、フラットパネルを用いて乳腺組織や細かな病変を撮影し、乳がんの早期発見に大きく役立っています。また、令和4年には最新の80列マルチスライスCTを導入しました。心臓の冠動脈や脳血管、骨などの3次元画像作成により、従来に比べより検査精度が向上しました。さらに、かかりつけ医の夜間診療に対応するため、予約枠を午後8時15分まで設けています。診療放射線技師は、紹介状を持って受診された患者さんの撮影を行い、当日に画像が入ったCD-Rを、読影レポートを後日お渡しするという体制を整えています。
検査依頼に迅速、確実、丁寧にお応えし、地域医療向上の一助となるために――。当課では普段からかかりつけ医と顔の見える関係構築に力を注ぐとともに、技術とサービスの向上に努力を重ねています。
(放射線技術課 副主任 診療放射線技師 坂部元紀)
画像提供:PIXTA(TOPイメージ)
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