中日新聞LINKED 地域医療ソーシャルNEWS
WEBマガジン

サイト内検索

〒470-022 愛知県みよし市三好町八和田山15番地
TEL:0561-33-3300
Beyondキャンペーン
地域の中でのケアサイクルを支えよう
  • 療養生活

【治療支援のおはなし】訪問診療・往診

患者さんのことをよく知る主治医がご自宅を訪問し、必要な医療を提供します。

月に2回、定期的に患者さんのご自宅を訪問するのが「訪問診療」です。

在宅医療では「訪問診療」と「往診」という二つの用語が使われます。このうち、訪問診療は通院が困難な方に対して、医師が定期的にご自宅を訪問し、診察や処方、療養上の管理や指導をさせていただくものです。

当院で実施している訪問の頻度は、基本的に月に2回。訪問する医師は、入院や外来で診ていた主治医が担当することが多く、それまでの病状の変化を踏まえた上で継続的な治療を提供しています。また、以前からよく知っている医師が訪問するので、ご家族から「安心して在宅療養を始められた」という声も多く寄せていただいています。

在宅療養中に急変したとき医師が急遽、訪問するのが「往診」です。

定期的に訪問する訪問診療に対し、緊急で訪問する場合は「往診」になります。たとえば、在宅療養中に急変したり、食事が摂れなくなったりした場合など、訪問看護師から報告を受けて当院の主治医、もしくは代理の医師ができるだけ速やかにご自宅を訪問。必要な医療処置を行ったり、薬を処方したりします。病状が悪くなったとき、いつでも医師が駆けつける体制は、ご家族にとっても在宅療養の安心感に繋がっています。

また、当院では、在宅での看取りにも積極的に対応しています。「住み慣れた家で、家族に囲まれて最期を迎えたい」と考える方が増え、在宅での看取りのニーズも高まっています。「自宅で見送ることができてよかった」というご家族も多くいらっしゃることから、これからも院内の医師が分担して看取りの往診に対応していく方針です。

【Message】多職種のスタッフが連携して、在宅療養を支えています。

訪問診療や往診を希望する患者さんは年々増えています。当院のデータでは、訪問診療や往診の件数は6年前に比べると約2倍になっており、各診療科の医師が分担して患者さんのご自宅を訪問しています。

当院の訪問診療・往診の特徴は、同じ病院内にみよし市訪問看護ステーション、みなよし地域包括支援センター、訪問リハビリテーションの各施設を備え、緊密に連携しているところにあります。医師を中心に、訪問看護師、訪問リハビリテーションスタッフ、ケアマネジャーなどが患者さんの情報を共有することで、適切な医療を提供し、安心して在宅療養していただいています。当院ではこれからも患者さんとご家族の思いに寄り添い、人生の最終段階までしっかりサポートしていきたいと考えています。




【ダイジェスト動画はこちらから】