【Care療養支援のおはなし】みよし市訪問看護ステーション
今回の「Care療養支援のおはなし」は「ガウンテクニック」についてご紹介します。
住み慣れた環境での、安心・安全な療養生活を支えます。
24時間365日体制で、訪問看護を提供しています。
病気や障がいを抱えながら自宅で生活する場合、ご本人やご家族には「正しく処置やケアができるか」「介護に疲れてしまわないか」など、さまざまな不安が生じます。そうした方に対し、専門的ケアや支援を行うのが訪問看護です。
当院には、みよし市の運営する〈みよし市訪問看護ステーション〉が併設されており、看護師5名(内常勤3名)が24時間365日体制で訪問看護を提供しています。同ステーションの歴史は古く、まだ介護保険制度が始まる前の平成8年から、在宅療養を支える拠点として活動を続けてきました。高齢化が進行するなかで利用者数も増加し、現在では、みよし市を中心に、豊田市や東郷町などを含め、50名を超える方にご利用いただいています。
多職種・多施設が連携し、在宅療養を支援します。
訪問看護師の行う支援は、健康チェックや傷の処置といった医療行為から、入浴介助などの生活支援、介護不安に対する相談、ケア方法の指導まで幅広く、利用者さんの状況や希望に合わせて提供されます。
その際、大切になるのが情報共有と連携です。利用者さんの在宅療養に関わるのは、訪問看護師だけではありません。主治医はもとより、地域のケアマネジャーや介護士をはじめ、多職種、多施設が1人の利用者さんを支えていくことになります。同ステーションでは、こうした人々と、常に情報交換をし、時には一緒に訪問するなど、最適な支援ができるよう協働しています。
また、利用者さんの体調が悪くなった場合には、迅速に入院治療へ繋げることも必要になります。そうした際、活かせるのが病院併設型という特長です。病院と同じ施設内にあるので、院内の医師や地域連携・医療相談室、訪問リハビリテーションなどと日常的にコミュニケーションを取り、在宅と病院間のスムーズな流れを構築できるのです。 同ステーションでは今後もさらに機能を強化し、住み慣れた地域での安心・安全な療養生活を支えていきます。
【Message】利用者さんやご家族と一緒に、望む生活をめざします。
訪問看護は、病院での看護と異なり、利用者さんやご家族の生活に入っていき、最適な療養生活を一緒に考え、構築していく仕事です。そのため、私たちは単に専門的なケアを提供するだけではなく、利用者さんやご家族がどんな人生を歩み、何を大切にし、何に不安を感じ、今後どうしたいかということを重視し、一つでも望む生活に近づけるように全力で支援しています。私自身、在宅で父を看取る際、看護師でありながら常に不安を抱えていました。自宅で療養生活を送ることは簡単ではありませんが、私たちがいることで、少しでも安心な暮らしを手に入れていただけるよう、今後も皆さんを支え続けます。
●お問い合わせ先
TEL 0561-33-3500(直)
※電話受付時間 8:30~17:15