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【LINKED plus 病院を知ろう】人生の最終段階までチームで支えていきたい。

患者さんの身体機能が衰えても、小さな幸せを叶えてあげたい。

人生の最期の瞬間まで自分らしく生きるために。

人生100年時代に突入し、65歳の定年を迎えても、それから20年、30年の年月を生きていくのが当たり前になってきた。そんな人生の最終段階に関して近年注目されているのが、ACPである。ACPはアドバンス・ケア・プランニングの略称。前もって(アドバンス)・お世話になることを(ケア)・計画する(プランニング)という意味で、人生会議とも呼ばれている。一般にACPというと、〈意識がなくなったときに心肺蘇生や延命治療を望むかどうかを決めておく〉ところに焦点があたりがちだが、実際はそれだけではない。

みよし市民病院の事業管理者、成瀬達医師は次のように説明する。
「ACPは最期の瞬間まで、その人らしく生きていくための計画です。ですから70代、80代、90代でそれぞれどんなことをやりたいかを考え、自分の望む人生の最終段階の過ごし方を決めて、周囲の人たちに伝えておくことが基本になります」。

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